介護用語集
介助式車いす
【かいじょしきくるまいす】
自走式車いすと違い、介助者が移動に必要な操作をする車いす。ハンドリムはついておらず、軽量性を重んじる場合には小さな車輪を使用する。介助者用のハンドグリップにブレーキレバーが付いていることが多い。
特に国産品では軽量・収納性を目的にしているものが多く、自操式を共用するものもある。
介助用車いすを分類すると、
1.)自操できないタイプ :車輪まで手が届かない程度に車輪径が小さいか後方にあり、本人が車いすの操作はでき
ない。我が国独特のタイプ。
2.)自操用車いすに介助者用:段差越えや乗り心地の点で「自操できないタイプ」に比べ優位だが、重量や大きさの点
グリップをつけたタイプ では大きくなる。本人の上肢の力で車輪をわずかにでも回すことができれば、屋内での
短い走行や方向転換程度は可能となることがある。
3.)姿勢変換機能が :姿勢変換や移乗介助がしやすいように、各部の調整が簡単にでき、脱着できる部分が
ついているタイプ 多いものがある。
等が挙げられる。