介護用語集
移動用リフト
【いどうようりふと】
移動用介護機器のひとつ。吊り具を使って、自力で移動できない人の体を吊り上げ、ベッドから車いす、トイレ、
浴室などとの間の移動を補助するもの。
種類としては、
1.)床走行式 :吊具をかけるハンガーをとりつけたアームとその基点を支えるマスト、マストを支え左右に
開閉して全体を支持するベースという構造からなる吊り上げ式のもの。
2.)固定式 :ベッドの下にフレームを敷きベッドの重量を利用してリフトを安定させたり、ベッドの周辺に
フレームを配して安定させることで固定するもの。
3.)据え置き式 :寝室のベッドの上などにやぐらを組み本体部分が上のレールに沿って移動し、本体下面から
伸びるベルトの下にハンガーが取り付けられモーターによるベルト巻き上げで身体を吊り
上げるもの。
4.)段差解消式 :外出時に問題となる玄関や縁側などの段差を解消する車いす用の昇降装置。
5.)立ち上がり用イス:いすの座面が電動で上下するリフトの一種。立ち上がり時や座る際に、座面の高さを調整して
使用するもの。
6.)入浴用 :支柱を壁の四隅で突張って固定し、支柱を軸にして回転アームとベルトの巻き上げを
組み合わせたものやアームの上下と軸回転を組み合わせたもの。
等がある。