【きゅーおーえる／Quality of life】

クオリティ・オブ・ライフの略で『生命の質』『生活の質』『人生の質』などと訳されており、人間らしく満足して生活しているかを評価する概念。物質的や技術的で量的側面からではなく、生活者自身の満足感、幸福感、安心感、安定感などの精神的な自己実現を得るための指標となり、個々の日常生活を充実させる事を言う。介護福祉ではＡＤＬ（アクティヴィティーズ・オブ・デイリー・リヴィング（日常生活動作））やＩＡＤＬ（インストゥルメンタル・アクティヴィティ・オブ・デイリー・リヴィング（手段的日常生活動作））を高めるだけでなく、たとえ自分自身での行動が行えなくなり、介助者の援助を受けることになっても要介護者自身が満足した日々の生活が送れるように支援することである。