介護用語集
褥瘡(じょくそう)
【じょくそう】
長時間、同じ体勢で寝たきり等になった場合、同じところに圧がかかり、血液の循環が阻害され皮膚が壊死していく
状態。結果としてその部の組織欠損・皮膚潰瘍を生じる。体の突出している部位に発生することが多い。床ずれとも
呼ぶ。
褥瘡の原因としては外的因子(身体とベッド等支持面との接触部分にかかる応力)と内的因子(加齢、低栄養、麻痺、乾皮症などの皮膚の状態等)に大別される。
褥瘡のケアの基本は、除・減圧(支持面の調整と体位変換)、皮膚面の保湿と保清(清潔)、栄養管理が主体であり、特に、メディカルムートン(羊毛皮)・ウレタンフォーム(単独・複合)マット・エアマット(圧切換型・静止型)・ウォーターマット・高機能寝台(自動体位変換)といった体圧分散寝具を使用することが有効である。