介護用語集
スライディングボード
【すらいでぃんぐぼーど】
ベッドから車いす、車いすから自動車やポータブルトイレ、ストレッチャーからベッド等へ移乗する際に使う福祉用具。2004年4月に介護保険の福祉用具貸与の品目に加った。構造は板状で、木やポリエチレン製であることが多い。長方形やブーメラン状、回転板がついている等、様々なタイプがあり、このボードを使用することにより自力移乗,介助による移乗が安全に行える。
移乗用のボードは以前から存在していたが、従来のボードは硬質の板でできており、この上を使用者自身がプッシュアップ(両手を床に着け臀部を持ち上げ、移動する方法)で移動していた。これに対し、スライディングボードは、
身体を傾けその下にボードを差し込み、身体を滑らせるように移乗するため、比較的小さな力で移乗させることがで
きる。
スライディングボードを使う場合、ベッドであれば高さが変えられること、車いすであればアームレストやレッグサポートがはずせることが条件となる。