介護用語集
松葉杖
【まつばづえ】
足が不自由な場合に用いる杖で、杖の手の側が松葉のように二股に分かれており、最上部の横木を脇の下に挟み、間に張られた持ち手を持って歩行する構造となっている。これにより通常の杖よりも身体を支えやすく安定した歩行が可能になる。介護保険制度での福祉用具貸与の対象となる歩行補助具。
分類としては、
1.)脇固定型 :脇と掌で体重を支持する一番典型的なタイプ。両側で運用した場合、体重の80%の
支持が可能であるが、実際の現場では安全率を見込み50%以下で運用される。
先端部で長さが調整できるものもある。
2.)上腕三頭筋型:カナディアンクラッチともいう。見た目は脇固定型との差異は小さいが、脇ではなく
上腕三頭筋と脇で脇当てを挟み、体重を支持する。
3.)前腕部支持型:体重の50% -80%を支持可能であるが、脇固定型等に比べ安定性に劣る面もある。
ロフストランドクラッチともいう。
以上3タイプに分かれる。