介護用語集
リフト
【りふと】
高齢者や障害者を移動させるための装置。吊り具で移乗者を抱え、吊り具とつないだハンガー部を、本体部によって上げ下ろしすることで移動させる機器。抱えられた人に優しく、介護労力は軽減され、安全な移乗を可能とすることで、自身での移乗が出来ない者や簡単な介助では移乗が困難な者の活動範囲を拡大することを目的とする。
分類としては、
1.)床走行式リフト :ハンガーを取り付けたアームとその基点を支える支柱、支柱を支え左右に開閉して
全体を支持するベースと駆動部からなり、ベース部に装着されているキャスターに
よって、床上の移動が可能なリフト。 機器の持ち運びが可能で、昇降動作はアーム
を上下させることにより行われる。
2.)固定・据置式リフト:ハンガーを取り付けたアーム、その基点を支える支柱、駆動部から構成され、支柱を
固定・設置にて安定させたリフト。
ベッドに固定・設置するタイプ、浴室・玄関などに支柱を張るタイプ等、固定・設置
に様々な形態がある。
昇降動作はアームとベルトの巻上げを組み合わせたもの、アームの上下と軸回転を
組み合わせたもの等がある。
3.)レール走行式リフト:ハンガーを取り付けたベルト部、ベルトを巻き上げる駆動の本体部からなる。
本体部分が天井に固定されたレールや据置きしたレールに沿って移動することが
可能なリフト。
以上3タイプに分けられる。