介護用語集
夜間徘徊
【やかんはいかい】
夜間あてもなく歩き回ること。認知症高齢者にみられる行動。第三者から見ると一見して目的もなく歩いているようにみえるが、本人の中では何らかの理由や目的を見出している場合が殆どである。特に幻覚や強い不安に襲われる等により、家を飛び出してしまうケースが多く、こうした場合は、強い恐怖感を感じている為、制止時にさらに興奮し、暴言や暴力に及ぶことがある。予防としては、日中の運動を促すことで疲労させるといった対策が考えらえる。発症した場合は、徘徊する理由を聞き、それが現実と離れたことでも理解し、やさしく声をかける様、心がけるとよい。